相手を飛ばし、沈める中段前蹴り①

前回の「勝つ為のミドルキック編」

で、ミドルキックは前蹴りより

 

「牽制」の際に使えますよ〜的な

事を書きました。

 

『じゃあ、前蹴り使わないの?』

という疑問が浮かんでもおかしく

ありません…。

 

ごめんなさい!

使います!

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僕の中では、

ミドルキックによる「牽制」は

 

『自身と相手の距離を

 今以上に縮めたくない時』に

 

使用しています。

 

 

前蹴りによる「牽制」は

 

『一度自身と相手の距離を

 今よりも離したい時』に

 

使用しており、

技の使う目的を明確に分けて

考えています。

 

僕は、これまで何度も大会に

出てきましたが

 

前蹴りを使わない相手は

ほぼいませんでした。

 

それだけ、前蹴りの持つ

有効性は高く

 

前蹴りが使えないと

自分のペースコントロール

が難しくなります。

 

逆に前蹴りで相手との理想的

な間合いの確保や、

 

ダメージを与えられる武器に

仕上げれることができれば

 

試合を思いのままに進める

ことができます。

 

今回は、そんな前蹴り

(中段前蹴り)をどのような

時に

 

また、どのようにして蹴れば

いいかについて書いていきます。

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先に書きましたが、

まず前蹴りは相手との距離を

取る際に使います。

 

僕は、相手がラッシュ気味に

攻めてきたり、自分が一度体勢を

整え直したい時に使っています。

 

「牽制」としての役割の

強さでいえば、ミドルキック

 

より、前蹴りの方が上の印象

があります。

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では、そんな前蹴りを

どのように蹴るのか?

 

まずはどういう蹴り方を

すれば、相手が離れるかを

考えてみましょう。

 

極端な話、足の裏だけで

相手の身体を押しても

 

空手の競技をしている相手

なので、簡単には押し込まれ

ないでしょう。

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まず、足のどの箇所で蹴るか。

初心者にありがちなのは、

 

先程も書きましたが、

足の裏をカカトまで相手に

つけて押し込む蹴り方です。

 

確かに相手と接触している

面積は広いですが、

 

それだと「力が分散してしまう」

と書いたら、イメージが

つきやすいでしょう。

 

相手を飛ばす前蹴りは、

「足裏の指の根元から指先」

 

つまり、足の指裏を立てて

蹴り込みます。

 

そうすることで、力が

一点に集中され

 

爆発的なパワー

を持った前蹴りが生まれます。

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練習の前蹴りと

意識している所が違うと思います。

 

自分も実戦練習で、

師範や指導員の方に教わるまで

考えもしませんでした。

 

次回の記事では、

「相手を飛ばす前蹴り」の

蹴り方について

 

更に掘り下げて書いていくので、

まずは、足の指を意識して

前蹴りの基本練習を

 

行なってみてください。

実際に意識して

 

反復練習をする事が

何よりも大切です。